令和7年度群馬県公立高校入試 数学【第2問】正方形の区画問題を世界一わかりやすく解説!

令和7年度 群馬県公立高校入試数学
【第2問・図形と文字式】を
世界一わかりやすく動かせる図で解説!

このページでは、第2問で問われた文字式を使った図形の考え方を、動かせる図を使って解説していきます。

出典:群馬県公立高等学校入学者選抜 学力検査問題(数学)より。解説のため、問題画像を引用して掲載しています。

中学数学・図形と方程式

正方形の区画問題を解説
AとBの長さ・面積をスライダーで確認

「四隅の正方形A」と「中央の正方形B」の関係を、図と式で整理します

この問題は、図が少し複雑に見えますが、見るべきところは1つだけです。

四隅にある正方形Aの1辺を決めると、中央の正方形Bの1辺も自動的に決まります。つまり、AとBは別々に自由に決められるわけではありません。

以下では、まずAとBの長さの範囲を考え、そのあと「花を植える部分の面積が区画全体の半分」になる条件を式で求めます。

図形の関係を整理する

全体は1辺12mの正方形です。四隅の正方形Aはすべて合同なので、Aの1辺を同じ長さと考えます。

ここで、正方形Aの1辺を x m とします。

・左側にAが1つ、右側にAが1つあるので、中央に残る横の長さは 12 – 2x

・上側にAが1つ、下側にAが1つあるので、中央に残る縦の長さも 12 – 2x

したがって、中央の正方形Bの1辺は 12 – 2x m になります。

(1) Aの長さを動かすと、Bの長さがどう変わるか

A = 3.0m / B = 6.0m

A
A
A
A
B

Aの1辺

3.0m

Bの1辺

6.0m

関係式

B = 12 – 2A

(1) それぞれの1辺の長さの範囲

まず、Aの1辺は0mより大きくなければなりません。また、Aが大きくなりすぎると中央のBがなくなってしまいます。

Bの1辺は B = 12 – 2x なので、Bが正方形として存在するには、

12 – 2x > 0
x < 6

よって、正方形Aの1辺は 0mより大きく、6mより小さい です。

一方、Bの1辺は、Aがほぼ0mならほぼ12m、Aがほぼ6mならほぼ0mになります。したがって、Bの1辺は 0mより大きく、12mより小さい です。

答え正方形Aの1辺:(0mより大きく、6mより小さい)

答え正方形Bの1辺:(0mより大きく、12mより小さい)

(2) 花を植える部分の面積が半分になる条件

花を植える部分は、四隅の正方形Aが4個と、中央の正方形Bが1個です。

方針ア:正方形Aの1辺をx mとする場合

方針アを選び、正方形Aの1辺を x m とします。このとき、正方形Bの1辺は 12 – 2x m です。

・正方形A 4個の面積:4x²

・正方形B 1個の面積:(12 – 2x)²

全体の正方形の面積は 12 × 12 = 144 です。その半分は 72 なので、次の方程式を立てます。

4x² + (12 – 2x)² = 72

これを解くと、

4x² + 144 – 48x + 4x² = 72
8x² – 48x + 72 = 0
x² – 6x + 9 = 0
(x – 3)² = 0
x = 3

したがって、方針アで求める正方形Aの1辺は 3m です。このとき、正方形Bの1辺は 12 – 2×3 = 6m になります。

方針イ:中央の正方形Bの1辺をx mとする場合

次に、方針イで解きます。中央の正方形Bの1辺を x m とします。

全体の1辺は12mで、中央にBがあるので、左右に残る長さの合計は 12 – x m です。左右には同じ大きさの正方形Aがあるため、正方形Aの1辺は、

Aの1辺 = (12 – x) ÷ 2
= 6 – x/2

・正方形A 4個の面積:4(6 – x/2)²

・正方形B 1個の面積:

花を植える部分の面積が72m²になればよいので、

4(6 – x/2)² + x² = 72

これを解くと、

4(36 – 6x + x²/4) + x² = 72
144 – 24x + x² + x² = 72
2x² – 24x + 72 = 0
x² – 12x + 36 = 0
(x – 6)² = 0
x = 6

したがって、方針イで求める正方形Bの1辺は 6m です。このとき、正方形Aの1辺は (12 – 6) ÷ 2 = 3m になります。方針アで解いても、方針イで解いても、同じ花壇の形を表しています。

(2) AとBの長さ・面積を動かして確認

花だん面積 = 72.0m² / 全体の 50.0%

A 1個の面積

9.0

Bの面積

36.0

A4個+B

72.0

まとめ

この問題のポイント

・Aの1辺をx mと置くと、Bの1辺は 12 – 2x m

・Aの1辺の範囲は 0 < x < 6 なので、選択肢は

・Bの1辺の範囲は 0 < B < 12 なので、選択肢は

・花を植える面積が半分になるのは、方針アなら Aの1辺が3m のとき

・方針イでBの1辺をx mと置くと x = 6、つまり Bの1辺は6m

図形問題も、式の立て方から丁寧に。

「図は分かるのに式にできない」という段階から、
自分で解けるところまでマンツーマンで指導します。

通常24時間以内にご返信します。

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